休職して片頭痛の治療を行なっていた時の話の続きです。
片頭痛体験記8 休職時代3 今回はその途中に起こった高血圧についてです。
私の血圧値は子供の頃から平常値で
会社で健康診断をした時など
最高血圧は120mmHg台、最低血圧は60mmHg台と正常値でした。
片頭痛の治療を開始したときにも
血圧は当然測定しましたが正常値。
しかしある時どうも片頭痛の症状が悪化してきたので
家で測定すると最高血圧が210mmHg台、
最低血圧は150mmHg台とハネ上がっていました。
そのため病院で再度測定してもらっても同等の数字が出たため
片頭痛の薬と合わせて、降圧剤を飲むことになりました。
しかしその降圧剤の副作用が激しく、本当にひどい目にあいました。
最初に処方してもらったのは、ノルバスクとミカルディス。
ノルバスクは、カルシウム拮抗剤と呼ばれるもので
細胞内にカルシウムが流入することを防ぐことにより
末梢神経を弛緩させ血管の膨張を抑えることにより血圧を下げます。
ミカルディスは、血圧を上げるアンジオテンシンⅡという物質の発生をおさえ
末梢血管を拡張させることで血圧を下げます。
とりあえず2週間分もらって服用したのですが
血圧は下がったものの、飲んでから片頭痛が酷くなり
寝ていないといけなくなりました。
そのためこの薬は合わないことをお医者さんに伝えて
次はアテレックという薬を処方してもらいました。
アテレックも同じくカルシウム拮抗剤。
これも同じように服用するたびに頭痛が酷くなり
次にはカルデナリンというα遮断薬を処方してもらいましたがこちらも同じ。
α遮断薬は、ノルアドレナリンのα1受容体への結合を遮断することで
血圧の上昇を下げるものです。
そこでどうしようもなくなったので、頭痛外来の先生に相談したところ
ブロプレスという薬を処方してもらいました。
ブロプレスは、ミカルディスと同じく血管を収縮して
血圧を上げる体内の物質であるアンジオテンシンⅡ受容体に拮抗して、
末梢血管の収縮を低下させて血圧を下げます。
この薬でようやく頭痛が酷くなること無く、血圧も下がりました。
片頭痛の原因としては、脳内の血管が拡張して
脳神経を刺激するためという説もあります
(そのため脈拍と連動してズキズキと痛む)。
高血圧を抑える降圧剤は血管を拡張して血圧をさげるものなので
こう考えると片頭痛を誘発しているようなものになります。
実際のところは片頭痛の予防薬であるテラナスもカルシウム拮抗剤なので
私の考えが正しいとは言い切れないのですが
片頭痛と高血圧の両方を治療する場合には注意が必要です。